陶芸学科 速水 結莉 インタビュー

　速水は2017年陶芸学科へ入学しました。

　今回の卒業制作に向けてのインタビューを行いました。どうぞご覧ください。

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Ｑ１. 陶芸をする中で得た発見や感動など、

　　  自身にとっての陶芸の魅力を教えてください。

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　ある陶芸作品を見たとき、記憶や感情がよみがえるような体験をして、強い感動を受けました。

　写真の幼虫のような作品を制作している時、自分と土の鼓動が合わさったように感じたことが印象的で、そういったつながりを持って制作したいと思っています。

 

Ｑ２. 制作のもととなるインスピレーションを教えてください。

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　ある特定の香りからそれにまつわる記憶が呼び覚まされるプルースト現象のように、今の制作は過去の感覚や記憶が密集して成り立っていると思っています。映画をつくっていたのでその時の感覚や、森に帰りたいという意識、現在のことだと木や雲など自然物に影響を受けて制作しています。

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Ｑ３. 卒業制作に向けてどんなテーマ、意識を持って制作していますか？

　　 現在の課題も教えてください。

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　点と点をつなぐように、二年間の制作の集大成をつくりたいです。幼虫から始まり、二年になってからの課題ではさなぎのように思っている作品を制作しました。

今制作しているマケットではあまり自分を出さず土の惹かれた表情（具体的に）でつくっていたのですが、物足りないように感じてきていて、卒制ではもっと心が揺らぐような自己表現ができるかたちを探しています。

　パーツをつないでかたちをつくっているので、一つ一つのパーツにこだわって制作していきたいです。